結婚披露宴イメージ

大学時代の友人の結婚披露宴

昨年、大学時代からの友人の結婚式・結婚披露宴に行きました。
大学在学中に仲良くなり、大学中はグループでよく一緒にいました。
そのグループの中で県外に実家があるのが、私とその友人だけだったことや、卒業後の職場や一人暮らしの家がおなじ市内だったことで、卒業後も時々会い、近況報告をしあう仲でした。
私は働きだしてすぐ結婚しましたが、友人は証券会社の営業という職種も業種も大変な職場で働いていました。
新人ということで朝も一番に出社し、土日も研修や試験などがあることが多く、営業という職種自体にも楽しさを見いだせずにいました。
それでも一人暮らしをしていて仕事を辞めると生活ができなくなる、ということで頑張って働き続けていました。
彼女は仕事の悩み、プライベートの悩みを、私は結婚生活の悩みをお互いによく相談していました。
泣きながら電話したことも今となっては良い思い出になっています。
そんな折、彼女のお父さんが急逝されました。
脳梗塞だったそうです。
彼女は3姉妹の次女で彼女以外は実家の近くに住んでいたのですが、彼女もお母さんのことが心配で、実家の近くに転職するべきか悩んでいました。
でも実家とは言っても、彼女のお父さんが転勤族だったので知り合いは全くいませんでした。
やっぱり仕事がなければ暮らしていけない、と一人で頑張っていたころ、営業先の方がお見合いの話を持ってきてくれたそうです。
乗り気はしなかったものの、断る訳にもいかずお見合いしたのですが、それが良い縁となり、今その彼は彼女の旦那さんになっています。
彼と付き合って結婚の話も出だした頃、彼のお母さんが亡くなられました。
彼も相当ショックを受け、結婚という話どころではなくなってしまったそうです。
でも彼のお母さんが亡くなって数か月後、彼女に転勤の話が持ち上がりました。
転勤をするとますます仕事を辞めづらくなる、色々考えた結果、彼女は仕事を辞め、2人での同棲を始めました。
そこからは順調に入籍、妊娠、そして昨年の結婚式と結婚披露宴に進みました。
結婚披露宴での彼女は本当に幸せそうで、かわいくて、見ているこちらが嬉しくなってしまいました。
でも新郎の父の挨拶からは、お母さんにも見せてやりたかったという気持ちがあふれ、彼女の挨拶からはこれまでの辛かった思いが十分に伝わるものでした。
新郎新婦と両親が前に並ぶ場面では、4人しかいませんでしたが、お互いがお互いのこともその両親のことも思い遣れる2人が幸せの道を行こうとしていることが伝わる素敵な結婚式でした。

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