自分たちでつくり上げたオリジナルの結婚披露宴
女性なら夢見る結婚式ですが、私にもその機会がやってきました。
30歳までには結婚したい、と漠然と考えていた私ですが、26歳のときから付き合っている彼の転職のタイミングや彼の母親の入院のことなどあり、4年間の交際の後、ようやく結婚が決まりました。
今まで数々の友人の結婚披露宴に出席してきた私は、夢がふくらんでおり、自分のときはああしたい、こうしたい、というものがたくさんありました。
彼はあまりそういった希望がなく、私がしたいならいいよ、というスタンスでした。
私と彼は正反対で、私が勢いにまかせてすぐに決めてしまうタイプ、彼は何でも熟考してからでないと動けないタイプです。
結婚は決まったけれど、彼にまかせておくと結婚式もいったいいつになるかという感じでした。
ですから私が先導をきって進めていったのです。
雑誌を見て式場選び、式場の見学の日程も私が積極的に決め、彼を動かすという感じでした。
そのとき私は仕事をしていなかったので時間がたくさんあったということもありますが、結婚披露宴の準備はほぼ私がしていました。
私たちが決めた式場は、何でも要望を取り入れてくれ、オリジナルの披露宴をしてくれるというところが決めてでした。
人とは違った、私たちの色が良く出ている式にしたかったのです。
私たちの趣味を存分に取り入れて、私たちらしい式をつくりあげてくれました。
披露宴の途中で上映する、生い立ちと出会いのビデオ作成も自分で行いました。
出席者への招待状や席次表も自分でパソコンで作り、仕上げました。
演出で使用する小道具も、自分たちで材料を買ってきて作りました。
そうやって色々なものを自分で準備していく中で、夫と協力したり話し合う時間が持てたりして、これから一緒に生きて行く決意が固まっていったように思います。
私が仕事をしていたらここまで色々なことに時間をかけることができなかったかもしれませんが、一生に一度のことなので、自分たちで手をかけてつくり上げることができて本当に良かったと思います。
式場のプランナーさんも色々案を出してくれたり、協力してくださいました。
私たちのために思い出に残る式を一緒につくってくださいました。
披露宴当日には、会社の上司や同僚、学生時代の友人、親戚がたくさん出席してくれ、祝福の言葉をかけてくれました。
こんなに全員が笑顔で過ごしてくれて、感激しましたし、いい仲間たちに囲まれてこの日を迎えることができて幸せでした。
私たちらしい式だったね、と言ってもらえて、今まで準備してきたことが報われた気がしてとても嬉しかったです。